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日本将棋連盟2022年度奨励会入会試験/2022年8月19日(金)・20日(土)・21日(日) [将棋ニュース]

2022年8月19日(金)・20日(土)・21日(日)は日本将棋連盟の棋士養成機関である関東奨励会・関西奨励会の入会試験(級位受験者用)が行われます。

試験会場は、
関東奨励会:東京・将棋会館
関西奨励会:関西将棋会館(大阪市)

受験資格は満19歳以下(8月末日)で、四段以上のプロ棋士から奨励会受験の推薦を得た者。奨励会受験時に推薦した棋士が「師匠」になります。

2022年8月19日(金)・20日(土)は一次試験、21日(日)は二次試験。
二次試験を受けられるのは一次試験合格者と、一次試験免除者(日本将棋連盟研修会B1クラス以上で15歳以下の者、小・中学生の日本将棋連盟主催全国大会優勝者)。

☆2021年度から一次試験の筆記試験は廃止になりました
一次試験は受験者同士の対局試験、4勝で通過・3敗で失格。
二次試験は対局試験(奨励会員と3局対局、1勝で合格)と作文・面接試験。

最終合否は二次試験・面接試験・書類審査で決定し、郵送にて通知。

☆ほかに、満22歳以下(8月末日)で、アマチュア公式戦全国大会の優勝または準優勝を経験した者を対象とした「初段受験」があります。
8月21日(日)、9月4日(日)・18日(日)の3日間で5局の対局試験(すべて奨励会員と対局、3敗失格)。対局試験の合格者には面接試験。※関西奨励会は9月4日(日)の代わりに9月3日(土)が受験日。
▽以下のアマチュア公式戦全国大会の優勝または準優勝で初段受験資格
アマ竜王戦、アマ名人戦、アマ王将戦、支部名人戦、赤旗アマ名人戦、
朝日アマ名人戦、学生名人戦、学生王将戦


日本将棋連盟
奨励会|日本将棋連盟

2022年度奨励会入会試験のご案内|日本将棋連盟

(級位受験者用)
<一次試験>
関東奨励会:2022年8月19日(金)・20日(土) 午前9:00~
関西奨励会:2022年8月19日(金)・20日(土) 午前9:00~
<二次試験>
関東奨励会:2022年8月21日(日) 午前9:00~
関西奨励会:2022年8月21日(日) 午前9:00~

※二次試験該当者
・一次試験合格者
・一次試験免除者=日本将棋連盟研修会B1クラス以上で15歳以下の者、
小・中学生の日本将棋連盟主催全国大会優勝者
◇該当する大会 *該当年に限る
小学生名人戦、中学生名人戦、中学生王将戦、中学選抜(男子の部・女子の部ともに有効)、倉敷王将戦

▽試験会場
関東奨励会:東京・将棋会館
関西奨励会:関西将棋会館

▽受験資格
満19歳以下(8月末日)で、四段以上の棋士から奨励会受験の推薦を得た者。

▽受験できる級位
満15歳以下  6級以上
満16歳以下  5級以上
満17歳以下  4級以上
満18歳以下  3級以上
満19歳以下  1級
*注 この級位は奨励会の級位で、6級でもアマ三、四段の実力となります。

▽お申込み方法
(1)受験申込書(連盟所定のもの)こちらからダウンロードできます
(2)履歴書(市販のもの、顔写真添付)
(3)最終学業成績証明書(在学中の方は前年度期末か今年度1学期の通知表、コピー可)
(4)健康診断書(学校の健康診断結果のコピー可)
※(3)・(4)につきましては、コロナ禍の影響等を配慮して、直近もしくは前年度のコピーでも構いません。

以上の書類を各一通、師匠(受験の推薦を受けた棋士)を通じて提出(郵送・持参いずれでも可)して下さい。

◇お申込み締切
2022年7月29日(金)必着

▽受験料
31,500円

◇試験内容
<一次試験>
対局試験(受験者同士、4勝で通過・3敗で失格)
※筆記試験は廃止になりました。

<二次試験>
対局試験(奨励会員と対局、1勝で合格)
作文・面接試験

◇試験の合否
一次試験の合否は一次試験2日目終了後、最終合否は二次試験・面接試験・書類審査で決定し、郵送にてご通知いたします。

*合格時のご入会手続き[締切] 9月8日(木)
①入会申込書
②入会金   105,000円
③奨励会費   73,500円(2022年9月~2023年3月分)
※奨励会費は月額10,500円、入会年以降は1年毎(126,000円)で納めて頂きます。
以上が必要となります。

《過去の奨励会入会試験の要項》

2021年度奨励会入会試験のご案内|日本将棋連盟
☆2021年度から一次試験の筆記試験を廃止しました。
試験内容は2021年度、2022年度変わらず。

2020年度奨励会入会試験のご案内|日本将棋連盟
☆2020年度から奨励会入会試験に師匠(四段以上のプロ棋士)推薦が必要となりました。
<2020年度一次試験>
1日目  筆記試験、対局試験(他の受験者と2局)
2日目  対局試験(他の受験者と3局)
<2020年度二次試験>
対局試験(奨励会員と3局、1勝で合格)
面接試験

2019年度奨励会入会試験のご案内|日本将棋連盟
☆2019年度までは「日本将棋連盟研修会C1クラス以上に在籍している者」または「小・中学生の日本将棋連盟主催全国大会ベスト4に入った者」は師匠推薦なしで受験できました。
<2019年度一次試験>
1日目  筆記試験、対局試験(他の受験者と2局)
2日目  対局試験(他の受験者と3局)
<2019年度二次試験>
・対局試験(奨励会員と対局)
・面接試験

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奨励会に入るには8月の奨励会入会試験のほかに、「奨励会三段リーグ編入試験」という制度もあります。
受験資格はアマ6棋戦優勝者で、四段以上のプロ棋士(日本将棋連盟正会員)から奨励会受験の推薦のある者。
試験内容は、原則奨励会二段と8対局行い、8対局中6勝で合格。奨励会の例会日に試験を行う。
<該当アマ6棋戦>
アマ竜王戦、アマ名人戦、アマ王将戦、支部名人戦、赤旗アマ名人戦、朝日アマ名人戦

奨励会三段リーグ編入試験概要|日本将棋連盟

2022年8月18日に里見香奈女流五冠の棋士編入試験第1局が行われた関連で、三段リーグ編入試験の話題が毎日新聞の記事に出てきました。
この日の棋士編入試験で里見女流五冠に勝った徳田拳士四段は、二段時代に三段リーグ編入試験の試験官をしたことがあり、その時は受験者に負けています。
この三段リーグ編入試験の第1局の試験官だったのが、当時は二段だった藤井聡太五冠。
編入試験は藤井、徳田が連敗した後、3人の奨励会員が連勝して受験者は不合格になりました。
三段リーグ編入試験は過去に10人が受験し、合格したのは今泉健司五段だけ。しかし今泉五段は三段リーグを突破できず、その後に受けた棋士編入試験でプロ入り。

将棋・2種類ある棋士編入試験 三段では藤井王将も試験官に | 毎日新聞

>棋士編入試験は、アマチュアだった瀬川晶司六段(52)の嘆願で2005年に特例で実施され、合格したことを機に06年に制度化された。
>過去に今泉健司五段(49)と折田翔吾四段(32)が挑戦し、ともに3勝1敗で合格。

>棋士編入試験とは別に、アマ大会の主要6棋戦で優勝すると受験できる「三段リーグ編入試験」制度もある。初段と二段に8戦中6勝すれば合格し、三段リーグ編入後、4期2年以内に四段に昇段すれば棋士になる。こちらは過去に10人が受験し、合格したのは今泉五段だけだが、今泉五段は三段リーグを突破できず、その後に受けた棋士編入試験でプロ入りした。

>里見清麗の棋士編入試験第1局試験官、徳田拳士四段(24)は二段時代の15年に城間春樹さん(45)の三段リーグ編入試験第2局でも試験官を務め、敗れている。この試験の第1局の試験官は、当時13歳、二段だった藤井聡太王将(20)。城間さんは藤井王将、徳田四段を連破したものの、服部慎一郎四段(23)、古森悠太五段(26)、柵木幹太三段(24)に連敗し、不合格となった。


藤井五冠はこの試験で負けたことで三段リーグ入りが少し遅れたことを気にしていて、プロ入りした新人棋士が雑誌『将棋世界』に寄稿する「四段昇段の記」にその時の様子を書いています。

『師匠の言葉』 藤井聡太 四段昇段の記~将棋世界2016年11月号より|将棋情報局<


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