藤井聡太四段が王位戦予選トーナメント１回戦突破（2017年8月15日）

2017年8月15日、大阪市の関西将棋会館で行われたタイトル戦「第59期 王位戦」予選トーナメントで、藤井聡太四段（１５）が小林健二九段（６０）に１２０手で勝ちました。

小林九段の師匠は板谷進九段（故人）で、藤井四段の師匠の杉本昌隆七段の兄弟子に当たり、同門となります。
小林九段が予選で和服を着てきたのは、師匠の板谷九段にこの対局を見てもらいたかったという思いからだそうです。

▽藤井四段、王位戦予選で初戦突破　小林九段を破る：朝日新聞デジタル

▽藤井四段が公式戦36勝目！一門の大先輩から白星 - 社会 : 日刊スポーツ

＞藤井の師匠の杉本昌隆七段は、小林にとって弟弟子にあたる。勝負服の羽織はかまの和装で挑んだ小林は「願いがかなうなら、板谷先生にこの対局をみてもらいたかった。きっと天国で見てくださっていると思う」と話した。
＞一門の大先輩からの白星に藤井は「本当に小林先生の気合というか、私は板谷先生とは直接、お会いしたことはなかったが、小林先生の言葉を聞いて東海地方に早くタイトルを持ってきたいと思いました」と誓った。

▽第59期王位戦・予選
藤井聡太四段は予選トーナメント7組。
王位戦予選トーナメント、次は小林裕士七段（４０）と対戦します。

藤井四段はこれで公式戦通算３６勝（3敗）。
今年度の成績は29戦中26勝3敗、勝率0.897で今年度の対局数、勝ち数、勝率のランキングでいずれも首位に立っています。

▽今年度棋士成績・記録｜成績・ランキング｜日本将棋連盟

藤井四段の次の対局は8月22日の朝日杯将棋オープン戦。
午前の１次予選２回戦で、大石直嗣六段（２７）と対戦します。
勝てば、午後２時からの３回戦で竹内雄悟四段（２９）と対局します。

▽対局予定・結果、記録｜日本将棋連盟

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名古屋を拠点にした板谷四郎九段と次男の進九段（いずれも故人）にルーツを持つ「板谷一門」

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