SSブログ

藤井聡太四段が棋王戦敗退 千日手で指し直し(2017年8月24日) [将棋ニュース]

2017年8月24日(木)、「第43期棋王戦・挑戦者決定トーナメント」が大阪市福島区の関西将棋会館でおこなわれました。
藤井聡太四段(15)は豊島将之八段(27)と対局し、千日手による指し直しの末、敗れました。
藤井四段が公式戦でA級の棋士と対局するのは初めてです。

対局は午前10時に開始。
午前11時53分、59手目で千日手が成立したため、昼食を挟み午後0時40分から先手後手を入れ替えて指し直しになりました。
午後7時35分、87手までで投了しました。

藤井四段はこの対局に敗れたことで、中学を卒業するまでにタイトルを獲得する可能性は消滅しました。
公式戦の通算成績は38勝4敗。今年度の成績は31勝4敗。
藤井四段の千日手は今年6月2日の棋王戦予選第6組決勝、澤田真吾六段(25)との対局以来で2回目。

藤井四段 A級・豊島八段との対局は千日手 昼食後に指し直し (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

藤井四段 A級棋士との初対局で敗れる | NHKニュース

藤井四段が棋王戦敗退 中学生でタイトル獲得ならず:朝日新聞デジタル

【将棋】藤井聡太四段、棋王戦本戦で豊島将之八段に敗れる 中学生タイトル獲得可能性潰える - 産経WEST

>終局後、藤井四段は「実力の差やA級の壁の高さを改めて感じた。まだまだタイトルには実力不足。一歩一歩強くなりたい」と話した。勝利した豊島八段は「中盤の仕掛けの後、嫌だと思う手を指され続け、強いなと思った」と藤井四段をたたえた。



「千日手(せんにちて)」
将棋で、同じ局面を繰り返し勝負がつかない状態。双方がほかの手を指すと不利になる場合に現れます。無勝負または指し直しとします。
現在の日本将棋連盟の対局規定では、同じ局面が4回繰り返されると、先手後手を入れ替えて指し直しします。

対局規定(抄録)|よくある質問|日本将棋連盟

>第6条 指し直し
>千日手や持将棋が成立した場合は、30分の休憩後、即日、先後を入れかえて指し直す。
>指し直し局の持時間は両対局者の各残り時間とする。

>A.千日手
>同一局面が4回現れた時点で「千日手」となり、無勝負とする。尚、連続王手の千日手は反則である(第8条反則の第7参照)。なお、同一局面とは、「盤面・両者の持駒・手番」がすべて同一を意味する。(※)

>第8条 反則
>7. 連続王手の千日手とは、同一局面が4回出現した一連の手順中、片方の手が
>  すべて王手だった場合を指し、王手を続けた側がその時点で負けとなる。
>  従って開始局面により、連続王手の千日手成立局面が王手をかけた状態と
>  王手を解除した状態の二つのケースがある。 (※)
>(※)は平成25年10月1日より暫定施行。


藤井四段の次の対局は9月2日の加古川青流戦の準々決勝(東京将棋会館)。
前回優勝の井出隼平(じゅんぺい)四段(26)と対戦します。
勝てば準決勝進出で、同日に長谷部浩平三段 対 稲葉聡アマの勝者と対戦。
2連勝すれば決勝の三番勝負に進みます。

加古川青流戦|棋戦|日本将棋連盟

《関連記事》
第43期棋王戦・挑戦者決定トーナメント/豊島将之八段vs藤井聡太四段/2017年8月24日対局予定



nice!(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1