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雑誌『将棋世界 2017年8月号』大崎善生が書く藤井聡太四段ドキュメント連載開始 [書籍]

『将棋世界』は日本将棋連盟発行の機関誌です。
現在は月刊誌(3日発売)で、一般の書店でも購入できます。
電子書籍版もあります。
内容はプロ棋戦やアマ棋戦の解説、インタビュー、読み物など。

『将棋世界 2017年8月号』の新連載で、藤井聡太四段のドキュメンタリーが始まりました。
書き手は大崎善生さん。元・将棋世界編集長。その体験を生かし、若くして亡くなったプロ棋士・村山聖の生涯を描いた『聖の青春』、プロ棋士に慣れなかった奨励会員を追った『将棋の子』で作家の道に進みました。

『将棋世界 2017年8月号』は発売後まもなく、出版社に在庫なしになりました。
地方の書店では山積みになっているので、次の号が出れば出版社に返品されて来ると思います。



《雑誌情報》

『将棋世界 2017年8月号』
出版社: マイナビ出版
雑誌(月刊誌)A5判
発売日: 2017年7月3日
梱包サイズ: 20.6 x 14.8 x 1.8 cm
雑誌定価:800円
電子書籍版:700円

将棋界の情報や話題を満載した将棋総合誌

●巻頭カラー
・第75期名人戦七番勝負[第6局] 佐藤天彦名人×稲葉陽八段
 「持ちこたえた防衛戦」【自戦解説】佐藤天彦名人 【構成】大川慎太郎
・第58期王位戦挑戦者インタビュー・菅井竜也七段
「絶対に勝つ」という気持ちで  【構成】池田将之

●新連載!
・「聖の青春」の大崎善生が書く 藤井聡太四段ドキュメント
 『神を追いつめた少年 ―藤井聡太の夢―』 第1章「将棋との邂逅」【記】大崎善生

ほか

将棋世界 2017年8月号|将棋情報局



▼アマゾン

将棋世界 2017年8月号

将棋世界 2017年8月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2017/07/03
  • メディア: 雑誌



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『神を追いつめた少年 ―藤井聡太の夢―』 第1章「将棋との邂逅」

第1回は藤井聡太四段が将棋教室に通うまで。

母は三姉妹の末娘。
愛知県瀬戸市から金沢の大学に進学して、1学年上の愛知県刈谷市出身の夫と出会う。
結婚して、母の実家の隣に家を建てる。
まもなく長男誕生、4年後に次男(聡太)誕生。

幼稚園を選んだ理由は、長男を通わせたときに子どもたちの表情がよかったから次男も同じ幼稚園にした。
小さいときに「ピタゴラスイッチ」が好きだったので、聡太が3歳のクリスマスプレゼントに知育玩具「キュボロ」を贈った。

母の母(祖母)は校長先生の娘で教育熱心な家庭に育った。娘3人にはそれぞれピアノと琴とバイオリンを習わせた。
聡太が5歳の夏に祖母が将棋を教える。
孫たちには教育にいいと思って囲碁や将棋をやらせたが、興味を示したのは聡太だけだった。
祖母も将棋のルールは覚えられなくて、子ども用の動かし方のついている駒を使って教えていた。
最初は祖父が将棋の相手をしていたがすぐに負けてしまった。
近くに老人たちの将棋サークルがあったので母が連れて行ってみたが、2回目で断られてしまった。
祖母が美容院に行ったときに、子どもが将棋をできるところがないか聞いてみたら、店の人がネットで市内の将棋教室を探してくれた。
その情報をもとに「ふみもと子供将棋教室」に電話をする。

当時のふみもと子供将棋教室は参加者が減っていて、文本力雄さんは道場を閉めようか悩んでいた。
そこに5歳の子どもを教室に通わせたいと電話が入った。5歳ではすぐに飽きてしまうかもと思ったが、ひきうけることにした。


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