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将棋連盟が昇段規定改定、八段昇段条件に「タイトル2期獲得」追加(2018年6月1日~) [将棋ニュース]

日本将棋連盟は棋士の昇段規定を一部改定し、八段への昇段規定に「タイトル2期獲得」を追加すると発表しました。
本規定の施行日は2018年6月1日。

昇段規定改定のお知らせ (八段昇段の改定)|将棋ニュース|日本将棋連盟
更新:2018年05月22日

これまでの八段昇段の条件は「竜王位1期獲得」「順位戦A級昇級」「七段昇段後公式戦190勝」のいずれかでした。

日本将棋連盟公式サイトの将棋の棋士の昇段規定がこちら。

棋士昇段規定|日本将棋連盟

2018年5月21日のスポーツ紙のウェブ記事で、昇段規定を一部改定するというニュースが報道されました。

藤井七段、年度内の八段昇段可能性広がる 将棋連盟が昇段規定を一部改訂/芸能/デイリースポーツ online
2018年5月21日

藤井“最年少八段”に追い風!!昇段規定改定「タイトル2期獲得」追加― スポニチ Sponichi Annex 芸能
2018年5月21日

昇段規定では、タイトル1期で七段昇段、タイトル3期で九段に昇段できます。
タイトル挑戦すれば四段は五段へ、五段は六段に昇段できます。
これまでは七段の棋士がタイトル3期獲っても、八段をとばして九段に昇段はできませんでした。

屋敷伸之九段が(1997年当時)七段のままタイトル通算3期になったもの九段になれず、2002年に勝数規定(七段昇段後190勝)で八段に昇段したあとで九段昇段となりました。
そのころから昇段規定の問題点が指摘されていたものの、あまり当てはまる事例がないので放置されてきました。

現在「タイトル2期獲得」で八段に昇段できる可能性があるのが、タイトル1期獲得の中村太地王座(七段)、菅井竜也王位(七段)。それぞれタイトルを防衛すれば八段昇段です。

藤井聡太七段も、「タイトル2期獲得」を年度内に達成する可能性があります。

なお、日本将棋連盟によると、藤井の七段昇段と今回の規定改定は直接関係がないとのこと。(スポニチ Sponichi Annex記事より)

実際、藤井七段がこれからタイトル2期獲得するより、中村王座と菅井王位があと1期タイトル防衛するほうが実現の可能性が高いです。





タグ:規定 昇段 将棋
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